2017/03/15

測量
測量

3D技術部

現場の状況を3次元でデータ化
3Dレーザースキャナーは、現場の詳細な「形状データ」を取得できる計測器です。この器械を使った計測を空間計測というように、短時間で高密度・高精度の点を取得して「空間を持ち帰る」ことに特色があります。
取得した点の集合体によって、目標物を視覚的に分かりやすく表現。さらに内蔵カメラによるカラー合成をほどこすことで、写真のようにあざやかな現況データを残すことができるのです。この技術は、自然や構造物の保存、災害後の復旧など、さまざまなカタチにつながる可能性を持っています。

トータルステーションなど、従来の測定では得られなかった形状データの活用は、測量業界ではまだ完全にはできておらず「いつかのあたりまえ」なのが現状です。モリテックは、この技術が持つ可能性をどうやって「今」そして「未来のあたりまえ」に変えていけるかを考え、挑戦しています。

主な仕事内容

計画・スキャニング
現地において踏査選点作業を行います。この作業により現場での器械設置箇所やターゲットの位置、観測時間、日数等を考慮した計画を立てます。観測計画に基づき現地にてスキャニング作業を行います。

計画・スキャニング
計画・スキャニング


点群処理・データクリーニング解析処理
解析作業(1)は点群処理とデータクリーニング解析処理です。現地にて複数の観測したスキャニングデータをレジストレーション(合成)を行います。この作業によりひとつの点群モデルを作成。その後に不要な点を見極めながらデータクリーニングを行います。

点群処理・データクリーニング解析処理
点群処理・データクリーニング解析処理





三角網作成(3D地形モデリング)
3Dモデリングは点群データより三角網(TIN)を作成することです。データクリーニングにて処理を行った点群データより点と点を三角形に結んだ三角網(TIN)データを作成することで点群データから面データ(現況データ)になります。

三角網作成(3D地形モデリング)
三角網作成(3D地形モデリング)




図解解析
解析作業(2)は図解解析です。面データの作成により等高線計算、体積、表面積、平均土量、傾斜解析など必要に応じた作業を行い計画縦断面図の作成。
お客様のご要望に合わせた成果品を提出いたします。

図解解析
図解解析
3Dレーザースキャナーは多様な現場で活用できます

3Dレーザースキャナーは多様な現場で活用できます。土量管理、ボリューム計測、路面形状計測、構造物調査およびメンテナンス、災害調査、事故調査、河川、ダム、堤防計測、遺跡調査など……。今後はさらに3次元管理化へと技術は進歩し、これまで以上に活用できるフィールドが拡大していきます。私たちモリテックは進み行く技術と真摯に向き合い「3Dレーザースキャナーが持つ可能性を実用性に」を掲げ皆様のニーズに合わせた技術を提案していきます。

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