2017/5/26

創意工夫のはじまり

洗濯小屋を作ってみました。

「現場で汚れた作業着を専用で洗濯できないだろうか。」

とある社員が話をしてくれました。

恥ずかしながら洗濯は自宅でやって当たり前と思っていた私には
新鮮に感じました。

その理由が気になって話を聴いてみると
「土汚れや葉っぱ、枝や樹液などが付いた服を他の衣類と一緒に洗えない。」
「お母さんがわざわざ分けて洗ってくれている。」
など、切実な状況が伝わってきました。

それでも私はただ、単純に物を与えていく事への【慣れ】に対する抵抗感があり悩んでいました。

するとある社員から「自分達で作れば良いのでは。」と。
弊社は美術を得意とする社員も在籍しており、設計図をスケッチから起こし
ついでに材料調達のための予算決める役割を担ってもらい
施工は残りの社員と設計者で行う流れとなりました。

・アスファルトを剥がす事でアスファルトの断面形状を知る。
・基礎工を施すことで安定を作り出すことを知る。
・単管パイプ、クランプ、波板等、正式名称を知る。

など様々な発見と気づく機会を作り出すことが出来ました。
仕上がり後、完成した小屋を何度もスマートフォンで写真を撮り
立ちながら見つめている姿に技術者としての「はじまり」を
予感させてくれる時間となりました。

「自分のため」で始まった事が「誰かのため」へと苦労を共にすることで
自然とシフトチェンジしていく状況の変化を感じれたのは本当に嬉しく思います。

モリテックは人として成長できる会社を目指してこれからも頑張ります。

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